染色整理仕上機械など産業機械の設計・製造・販売
花山工業株式会社
自動車のEV化予測
2025年の世界自動車市場は前年比4.1%増の9050万台を記録しました。 中国が1位で米国が2位、そしてインドが日本を抜いて3位に浮上。 しかし2019年販売台数との比較では、明らかに増加しているのは中国(33%増)のみで辛うじて上回るのがインドネシア、台湾、インド、南アフリカ、豪州などごく僅かの国だけです。 
ガソリン車は二酸化炭素を排出し環境負荷が大きいとの理由によりEV、HV、PHVへの移行が世界的に進んでいますが、2040年にはEV(ここではバッテリー式電気自動車を示す)が大幅に普及するとの予測が出ているので中国の現状と合わせて紹介します。 
 
世界のEV・HV・PHV(乗用車)新車販売台数予測
・2028年頃から急速にEVが伸びると予測される。 
 
(引用:富士経済2025年度版資料) 
 
エリア別のEV(乗用車)新車販売台数予測(表①)
国 名 2024年 2040年予測 2024年比
日本 6万台 48万台 8.0倍
北米 147万台 829万台 5.6倍
南米 9万台 100万台 11.1倍
欧州 214万台 998万台 4.7倍
中国 672万台 2019万台 3.0倍
インド 10万台 302万台 30.2倍
東アジア・ASEAN 42万台 228万台 5.4倍
その他 41万台 171万台 4.0倍
合計 1141万台 4695万台 4.1倍
 
(引用:富士経済2025年度版資料) 
 
・表①のエリア予測を見ると今後EV化は北米、欧州、インド、アセアン、南米で大幅に進むと思われる。 
・国内は、エネルギー政策、消費者の利便性、インフラ整備等課題山積のため急速なEV化には慎重で、今後もHV中心で推移すると予測される。 
中国の自動車生産台数とEV化
中国の自動車生産販売台数は下図に示すように急速な成長を遂げています。政府による手厚い補助金政策の影響であることは明白ですが、政府支援の削減が決まった今後は業界 の変革が待ったなしと思われます。2025年の生産台数は3451万台(前年比10%増)と17年連続で世界一を維持していますが、国内市場は頭打ちで2026年予測販売量は前年比1%程 度と予測。中でも新エネルギー車(NEV:EV・HV・PHV等)は高い伸びを示し、今年は1900万台(全体の50%以上)に達すると予測されます。NEVの中でもEVが1062万台と全 販売台数の約30%を占めておりEVの伸びが突出しています。 

(引用:中国自動車工業会資料)
EV化と課題

(本文の内容とは関係ありません)

  EV化を進めるということは、単に車をEVに変更すればよいというわけではなく環境インフラ整備が進まないと消費者に受け入れられません。 特に地方では給電インフラが大きな課題であると共に、充電時間がガソリンに比べ数十倍かかるとなると生活面や業務に支障が出ます。 また社有車を数十台、数百台保有する会社は供給電力量の問題やどのように充電すべきか課題も多く、中国では充電設備が1600万基あっても3700万台のEV対応に支障がでているといわれています。土地が狭くエネルギーを輸入に頼る我が国にとって、現在のEV化が本当にベストなのかどうか慎重な対応が望まれます。