染色整理仕上機械など産業機械の設計・製造・販売
花山工業株式会社
エアバッグの進化
電気自動車(以下EV車)の生産・販売量が急速に伸びる中、進化がめざましいエアバッグ。
搭乗者の安全性を高めるために装着箇所の変更や歩行者保護エアバッグの新装着が進められています。
1台当たりのエアバッグ装着数が増加する事から、エアバッグメーカーは品質向上を図りながら増産体制にも注力しています。
そこで最近開発されているエアバッグ及びエアバッグモジュール生産量推移を紹介します。 
最近開発されたエアバッグの例
タイプ 装着箇所及び目的
センターエアバッグ 真横から衝突された場合、助手席搭乗者を守るエアバッグで、
運転者と搭乗者の中間で開くタイプ。欧州では既に装着が始まっている。
ラップエアバッグ シートやシートベルトにエアバッグを収め、
シートアレンジに関係なく搭乗者を保護できるタイプ。(豊田合成)
歩行者保護エアバッグ 特に致命傷につながりやすいフロントピラーなどの硬い部位を
エアバッグで覆い、はねられた歩行者頭部への衝撃を軽減するタイプ。
既にスバルの新型車に搭載。
無人自動運転EV車用エアバッグ 無人自動運転配送車等が歩行者と衝突する場合に備え、
車体前面にエアバッグを設けたタイプ。(Nuro)

無人自動運転車専用エアバッグ、 Nuro

ラップエアバッグ、豊田合成

エアバッグモジュールの生産数量推移
コロナ禍及び半導体不足等によりで自動車生産が大幅に減産された影響で、2020年、2021年のエアバッグモジュール生産量は2019年比で約14%ダウン。
しかし販売量の回復や新興国におけるエアバッグ装着規制、エアバッグ装着箇所の増加等に伴い、これからも生産量は増加していくと思われます。
エアバッグの進化をサポート
EV車、自動運転車の普及に伴い搭乗者の位置が不確定となり、装着箇所の変更やコンパクト化の要望が高まりつつあります。
また歩行者保護エアバッグの重要性も増加。
エアバッグメーカーは生地のソフト化や軽薄化に取り組むと共にカーボンニュートラルに向けた取り組みが重要な課題です。
繊維機械メーカーとして進化し続けるエアバッグ素材の加工が効率よく行えるようにサポートして参ります。